「夏休み、勉強はどれくらいさせたらいいの?」
「宿題以外にも何かやったほうがいいの?」
小学1年生にとって、夏休みは初めての長期休み。
親御さんにとっても「どう過ごさせたらいいのか」と悩む時期ですよね。
特に勉強面では、学校のペースが緩やかだった1学期と違い、2学期からは内容が一気に難しくなります。
この夏をどう過ごすかで、お子さんの“勉強が好き” “自信がある”という気持ちが大きく育つかどうかが変わってきます。
- 1日トータルで30〜60分程度の家庭学習が理想
- 「短く・毎日・楽しく」が鉄則
この記事では、元小学校教員で2児の母である筆者が、上記の家庭学習を軸にして1年生の夏休みに身につけておきたい学力・学習習慣、1日のスケジュール例、家庭学習を続けるコツを分かりやすく解説。
さらに、おすすめの学習教材として「スタディサプリ小学生講座」も紹介しています。
「夏の間にしっかり学習の土台を作ってあげたい」と願う親御さんに、ぜひ読んでいただきたい内容です。

特にお子様が学童に行っていないというご家庭向けに解説していきますよ。
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【小学1年生】夏休みに身につけておきたい3つの力
小学1年生にとって、夏休みは「学びの土台」を築く絶好のタイミングです。
ただ宿題をこなすだけではもったいない!
この時期に大切にしたい3つの力について解説します。
① 毎日コツコツ取り組む「学習習慣」
1年生のうちは、「毎日決まった時間に机に向かう」というリズムを身につけることが最優先です。
最初は10分でもOK。
短くても毎日続けることで、「やるのが当たり前」という感覚が育ちます。
1学期身につけてきた習慣を、夏休み中にも時間を決めて続けましょう。



勉強から離れてしまった子と継続できた子では、夏休み明けに大きな差がつきます。
② つまずきを放置しない「基礎の定着」
1年生の前半で学んだ「ひらがな・カタカナ」「足し算・引き算」などは、これからの学習の基礎になります。
もし理解があいまいなところがあれば、この夏のうちに振り返っておくことが重要です。
小学校の宿題がスラスラ解けるお子様には、プラスαとして市販のドリルを1冊させてあげると、より学習内容が定着するのでおすすめです。



2学期以降、算数の繰り上がり計算や国語の文章問題が一気に難しくなるため、今が復習のチャンスです。
③ 自分でできた!という「達成感」
1年生の子どもにとって、「できた!」という経験は、何よりのモチベーションになります。
「今日は音読がスラスラ読めたね」
「計算カード、早くなったね」など、小さな成功体験を毎日積み重ねていきましょう。



親の声かけ一つで、子どもは驚くほど前向きになります。
【小学1年生】押さえておきたい「学習ポイント」3選
小学1年生の夏休みは、「学校の宿題をやる」だけでなく、「苦手を補い、得意を伸ばす」学習が理想です。
ここでは、特に意識して取り組みたい勉強内容を3つに絞ってご紹介します。
① ひらがな・カタカナの読み書きの定着
1学期に学んだ「ひらがな」「カタカナ」は、夏休みのうちにしっかりと定着させておきたい内容です。
正しく、スムーズに書けるかを確認しながら、書き順や文字の形、間違えやすい文字(たとえば「ぬ」と「め」など)を重点的に復習しておくと、2学期以降の学習がスムーズになります。
また、「音読」や「日記」を活用して、読み書きを日常生活の中に取り入れることも効果的です。
短時間でも続けることで、自信と習慣が育っていきます。


② 10までの足し算・引き算の自動化
1年生の算数で夏休みに重点的に取り組みたいのが、「10までの足し算・引き算」です。
2学期以降の学習にもつながる大切な単元なので、スラスラ答えを出せることを目標に、毎日少しずつ練習しておきましょう。
計算カードや学習アプリを使って、楽しく・短時間で反復するのがポイントです。
また、「速く正確に解けるか」だけでなく、「なぜそうなるのか?」という計算の意味を理解しているかにも目を向けてあげると、応用力が身につきやすくなります。


③ 音読・読解力の基礎を育てる
国語力を伸ばすには、毎日の音読がとても効果的です。
読む力だけでなく、表現力や語彙力も自然と身についていきます。
読むだけで終わらせずに、「どんなお話だった?」「何が書いてあった?」と親子で内容を振り返ることで、読解力も深まります。
また、夏休みは読書習慣をつける絶好のチャンス。
無理に長い本を読ませる必要はありません。
短くて楽しい読み物や、絵本・児童書などを手の届くところに置いておくだけでも、自然と読むきっかけになりますよ。


- ひらがな・カタカナの読み書きの定着
- 10までの足し算・引き算の自動化
- 音読・読解力の基礎を育てる



これらの3つの学習ポイントを意識して家庭学習を進めてみましょう。
1年生の夏休みは問題数の少ない「うんこドリル」で構いません。
あくまで「楽しく」続けることが大事です。
【小学1年生】生活面と家庭学習スケジュール例
1年生にとって、夏休みは勉強だけでなく生活習慣を整える大切な時期でもあります。
朝起きる時間やごはんの時間、遊びと学習のバランスなど、毎日を安定したリズムで過ごすことが、2学期からの学校生活にもつながっていきます。
この時期は、「自分のことは自分でやる」練習にもぴったり。
たとえば、明日の準備や洋服を畳むお手伝いをするなど、家庭の中でできる小さな役割を任せてみましょう。
自信につながり、自己肯定感も育っていきます。
勿論余裕のあるときだけでも大丈夫ですよ。
ここでは、親子で続けられる「理想的な」1日の学習スケジュール例をご紹介します。
午前型のスケジュール例
朝学習は「ゴールデンタイム」とも言われています。
集中力・記憶力が高く、最も効率よく学べる時間帯!
午前型の学習は、勉強を朝の涼しい時間帯に集中して終わらせ、午後は自由時間や外遊びを取り入れます。
午前中は論理・記憶系の学習が最適!
復習や計算問題を中心に短時間で。
- ひらがな・カタカナ復習
- 足し算・引き算練習
- 音読・読書
朝は生活リズムを着替え・朝食・お片付け
学んだことを言語化すると脳の前頭前野が鍛えられる。
アウトプット系の学習が◎
- 読書
- 日記
運動や外遊び
午後型のスケジュール例
理想は午前中の学習ですが、どうしても夏休み中は用事などで午前中が潰れることもあります。
その場合は午後型の学習で対応しましょう。
午後型は、少し休憩を挟んで学習と遊びをバランスよく組み合わせます。
無理に長時間の学習を入れず、お子様の取り組みたい気持ちを尊重して、基本の学習を終えた後は自由に学習させてあげましょう。
論理・記憶系の基本の学習は先にやってしまう。
- ひらがな・カタカナ復習
- 音読・読書
- 足し算・引き算練習
運動や外遊びで気分転換。
好きな学習に取り組む。
自発性を伸ばし、創造性や空間認知能力を刺激。
- 工作
- ポスター
- プログラミング
- タイピング
おやつ・リラックスタイム
1年生は 1日トータルで30〜60分程度の家庭学習が理想的。
「短く・毎日・楽しく」が鉄則です。



筆者的には午前型の学習がおすすめ!
集中力が保たないお子様は早く終わる課題から片付けていこう!
「スタディサプリ」を使った夏休みの学習活用法
小学校1年生にとって、夏休みは学習習慣づくりのチャンス!
そのサポート役としてタブレット学習の「スタディサプリ」はとても効果的です。



ここでは、スタディサプリの特徴を活かした効果的な使い方をご紹介します。
① 朝の学習ルーティンに組み込む
スタディサプリは1コマ5〜10分程度の動画で構成されているため、朝の短い学習時間にもぴったり。
朝食後に1講座を視聴 → 簡単な復習問題を解く、という流れを習慣化すると、1日の学びのリズムが整います。
学習習慣を付けるにはきっかけ作りが重要です。
② 苦手単元の復習に活用
1年生のうちは「ひらがな」「かず」など、つまずきやすい単元がはっきりしています。
「スタディサプリ」では学年をさかのぼって視聴できるので、理解が不十分な部分を夏休み中にピンポイントで復習できます。
もちろん、学年を超えて学習を進めることもできますよ。
お子様の学力や習熟度によってどんどん進めたり、戻って復習をしたりと勉強することが退屈になりません。
③ お出かけ先でも学べる
タブレットやスマホがあれば、移動中や旅行先でも学習可能。
「今日は出かけるからお休み」ではなく、「1コマだけ見る」という軽い習慣をキープすることで、学習リズムが崩れません。
筆記用具もいらず、タブレットだけあればどこでも学習できる「スタサプ」は夏休みだけでなく、普段の生活でも重宝しますよ。
4. 親子で一緒に視聴して声かけを
1年生はまだ一人での学習が難しい時期。
動画を親子で一緒に見て、「わかるところあったね!」「これは難しかった?」などと声をかけてあげるだけでも、学習に前向きになります。
同じ空間でお母さん・お父さんが見ていてくれる…子どもはそれだけでもとってもやる気が出るのです。
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家庭学習を続けられるコツ
家庭学習をする上でまず大切なのが「やる気」です。
「やる気」を引き出すコツを紹介します。
① 声かけを工夫する
小学1年生は、まだ「勉強=自分からやるもの」という意識が育ちきっていません。
だからこそ、親からの声かけひとつで「やってみようかな」と思えるようになります。
以下のような声かけは、子どものやる気を引き出すポイントになります。
- 具体的に褒める
- ゴールを示す
- 一緒にやる
具体的に褒める
「すごいね!」よりも「〇〇を頑張ったね!」
漠然と「えらい」「すごい」ではなく、具体的にどこを頑張ったのかを伝えることで、子どもは「次も頑張ろう」と思えます。
例:「今日の“かず”のプリント、最後まで集中してたね!」
ゴールを示す
「あと1問でおしまいだよ!」といったゴールを示す
終わりが見えると、子どもは安心して取り組みやすくなります。
「全部やって」ではなく、「あと〇個でおしまいだよ」と区切ると前向きに。
例:「計算ドリルが1ページ終わったら遊びに行こう!」
「一緒にやろうか?」で安心感を
最初からひとりでやらせるより、「お母さんも隣にいるね」「ちょっと手伝うね」と寄り添う言葉を。
特に1年生は、「ひとりでできるかな」という不安を取り除いてあげることが大切です。
保護者の方の時間が許す限り、隣に座って学習を見守ってあげること。
そうやってそばにいるだけでもお子様の安心感につながるのです。



隣に保護者の方が座っているだけでお子様の集中力はUPします。
② 「できたよ表」や「ごほうびシール」の活用
小学1年生にとって、「見えるごほうび」はやる気の源。
毎日の家庭学習を続けるには、がんばりを“目に見える形”で残してあげることがとても効果的です。
「できたよ表」で毎日の達成感を
「1日1枚プリントができたらシールを貼る」など、目標と達成をひと目で見えるようにすることで、モチベーションがアップします。
表は手書きでもOK。
カレンダーに〇をつけるだけでも十分です。
「ごほうびシール」は おまけ感覚で
キラキラシールやキャラクターシールは、1年生の大好物。
ここぞという時に使ってみても良いでしょう。
ただし「やらないとシールがもらえない」というプレッシャーにならないよう、「がんばったごほうびだよ」と伝えましょう。



継続するコツは「完璧を求めない」こと。
“続けられた”という成功体験が次のやる気に繋がります。
③ 親が疲れないための手抜きポイント
毎日家庭学習を見守るのは、想像以上にエネルギーが必要です。
親が無理をしすぎると、学習の時間が「苦痛な時間」になってしまうことも…。
ここでは、無理なく続けるための“いい意味での手抜きポイント”をお伝えします。
見るのは「最初と最後」だけでもOK
プリントの最初に「一緒にやろうね」と声をかけて、途中は用事をしながらそっと見守り。
終わったら「よく頑張ったね!」と確認するだけでも十分です。
全部に付き合わなくても、子どもは見てもらっていると感じられます。
「できない日」があっても気にしない
家族でおでかけした日、体調がイマイチな日などは、無理にやらなくても大丈夫。
「明日またがんばろうね」と声をかけて、気持ちを切り替えていきましょう。
スタディサプリなどのオンライン教材を活用する
1日10分程度の学習でも、達成感を与えてくれます。
親が教える負担が減る上に、タブレット学習は思っている以上に内容も信頼できます。
何もしなくても自分で学習に向かうといった姿を見れるだけでも、親としては安心感を感じられます。
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まとめ|夏休みは「自信を育てる学習」を
夏休みは、ただ宿題をこなすだけの期間ではなく、子どもが「学ぶって楽しい!」と感じるきっかけをつくるチャンス。
とくに1年生のうちは、机に向かう習慣をゆるやかに育てながら、成功体験を積ませてあげることが何よりの学びになります。
そのためには、学年に応じた小さな目標を持ち、親子で「できたね」を共有していくことがポイント。
たとえば「音読を毎日1回する」「プリントを5枚やる」など、目に見える達成感を味わえる工夫が効果的です。
また、無理なく・楽しく・習慣化できる仕組みづくりも大切です。
声かけやごほうびシール、「今日はがんばれなかったね。でも明日があるよ」というような前向きな声がけで、学びのペースを大切にしましょう。
さらに、スタディサプリのような便利な学習ツールも、忙しいご家庭の強い味方になります。
短時間で要点を押さえられる映像授業は、子ども自身の「わかる!」を引き出し、夏休み中の学習の質を高めてくれます。



「夏休み、がんばった!」という思い出が、2学期以降のやる気にもつながります。
ぜひお子さんに合った方法で、自信と学ぶ力を育ててあげてくださいね。


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