【小・中学生】元小学校教員が不登校の子どもにオンラインスクールをおすすめしたい3つの理由【自己肯定感を育てる】

あなたのお子様は元気に楽しく学校に行けていますか?

「うちの子は明るいから不登校なんて絶対ならないわ。」

実際にはそう言い切れないのが、現場で色んな子どもたちを見てきて感じた本音です。

「不登校」はある時急に訪れます。
きっかけは些細なことから重大なことまで様々です。
そしてどんな性格の子でも起こり得ます

原因も親が悪い、友だちが悪い、担任が悪い、学校が悪いとはどれも言い切れません。

現代の学校生活において子どもたちが不登校になる理由は様々です。
色んな要素が絡み合って起こるのが「不登校」です。

Jyuni先生

今回はなぜ不登校の子どもたちにオンラインスクールがおすすめであるかについて、元小学校教員の筆者の経験と知識からお話してみたいと思います。

ズバリ不登校になりにくいお子様を育てるためには、自己肯定感」を上げてあげることが大切です。

オンラインスクールはもしかすると不登校の予防としても機能するかもしれません。

目次

「不登校の原因」から打開策を考える

よくある不登校の原因は大きく4つです。

  • 学習に追いつけない。
  • 対人関係に不安がある。
  • 学校や先生との相性が合わない。
  • 身体の不調がある。

上記の理由以外にも家庭的な問題で起こる不登校というものもあります。

しかし今回はお子様個人に焦点をあてて、なぜオンラインスクールが良いのかについて考えてみたいと思います。

考えられる不登校の原因については上記の通り大きく4つです。

①学習に追いつけない

まずはお子様が学校の勉強に追いつけないという点についてです。

それは学力の問題なのか、集中力の問題なのか。
さらにはお子様の特性によって集団での勉強が難しいということもあります。

学校でも近年様々な特性の子どもに配慮して、通級指導を行ったり、学校全体のユニバーサル化を目指した努力もしています。

とはいえ学校側の努力が、現代叫ばれている「個を尊重する」教育方針に追いついていないのが現状です

現場での負担がどんどん大きくなっている昨今、どれだけ担任の先生が頑張っても先生の身体は1人1つしかありません。

個を尊重する教育をしていても目が届かないという状況は必ず起きます。
校務の負担増、教員の減少、働き方意識の変化等、学校現場の様々な要因が重なり対応し切れていないことが多いのです。

かといって学校側が、それを理由に子ども一人一人をおざなりにしてはいけませんし、学習に追いつけない子どもたちを見捨てるということは絶対にないはずです。
その点は元教員として保護者の方々に安心して頂きたいところです。

不登校の期間のちょっとの間だけ、ご家庭でその子に合ったペースで学習の遅れを取り戻す
つまずいた単元に立ち戻って復習する

それだけで今の学習に追いつけるということもあるのです。

Jyuni先生

埋められていないパズルのピースを埋めるように、ピースを埋める作業をオンラインスクールが手伝ってくれると筆者は考えています。

②対人関係に不安がある

筆者が特にオンラインスクールを不登校のお子様におすすめしたい理由がこちらです。

対人関係の不安といっても客観的に見れば、軽いものからいじめ等の重いものまで様々な問題があります。

お子様の特性により感じ方はそれぞれ違いますので、人との関わり方についてはお子様の意思を尊重してあげましょう。

友だちやクラスとの関係で不登校になっているお子様は、登校したとしても落ち着いて勉強しようという気持ちにはなれないはずです。

しかしお子様には勉強したい気持ちがあり、保護者の方も我が子が学校で学習できないことに不安を覚えるはず。
そんな状況でこそ、オンラインスクールを活用すべきだと考えています。

お子様に合ったオンラインスクールが見つかれば、オンラインスクールが新たな居場所となり、心の支えとなることもあります。

心の回復が、再び登校したいという気持ちに切り替わっていくはずです。

③先生や学校との相性が合わない

対人関係にも関連しますが、中には学校の先生との相性が合わなかったり、学校の教育方針と合わないということもあるかもしれません。

担任の先生が苦手だったり、学校の勉強が簡単すぎたり、お子様の努力ではもうどうにもならない
そんな時に不登校になってしまう子どももいます。

こんな場合は転校するという手もありますが、出来れば今の学校で登校したい。
そんな時にもオンラインスクールが合うかもしれません。

オンラインスクールがきっかけで、心のよりどころができたりお子様の考え方が良い方に転換できたり、
登校への道につながるかもしれません。

身体の不調がある。

思いがけない不登校の原因として近年多いのが身体の不調がきっかけであるもの。

起立性調節障害といった言葉をご存知でしょうか?

「起立性調節障害」は、自律神経の乱れによって、座った状態の時や立ち上がった時に脳への血流が低下してしまう病気です。小学校高学年から中学生にあたる10~16歳の思春期の子どもに多く、倦怠感や起床困難、頭痛、めまい、立ちくらみ、腹痛といった症状があります。午前中に強く見られるこれらの症状は、その日の午後には軽減することが多く、周囲からは「怠けている」「甘えている」と受け取られてしまい、適切なケアが受けられないまま放置されてしまうケースも少なくありません。子どもたち自身も本当は学校に行きたいのに、行けないつらさや、体の不調に不安を抱えています。そんな子どもたちを理解し、ケアしてあげるためにも、起立性調節障害の正しい知識を身につけましょう。

引用::大正健康ナビHPより

実際に筆者が働いていた小学校でも、中学年で起立性調節障害になってしまった児童がいました。

その子自身は学校に行きたい友だちにも会いたい
それなのに午前中は起き上がれないほどの倦怠感が出るのだとか。

学校を休んでいるのに放課後の習い事に通っていると、やはり周囲からはサボりだとか怠けていると捉えられることがあったようです。

そんなお子様にもオンラインスクールは有効であると考えています。

Jyuni先生

不登校といっても様々な要因があるんだね。
不登校の解決には親と子+第3者の助けが必要であることが多いらしいよ。

オンラインスクールの種類

多くの保護者は何とか不登校を解消したいと願っているはず。

私は不登校の子どもには環境や人間関係の変化が必要な場合があると思っています。

息の詰まる環境、抜け道が欲しい人間関係など、第3者が介入することで新しい考え方ができたり、新しい視点・居場所が持てたりすることがあります。

Jyuni先生

そこでおすすめしたいのがオンラインスクールです!

オンラインスクールと言っても現在はネット上に様々なオンラインスクールが存在しています。

オンラインスクールの種類
  • オンラインフリースクール
  • オンライン家庭教師
  • オンライン学習
  • オンラインプログラミング
  • オンライン英会話
  • オンラインコミュニケーションレッスン
  • オンラインクッキングスクール
  • オンライン絵画教室
  • オンラインフィットネス・ダンス

ざっと子ども向けのオンラインスクールでも9種類の分野が存在します。
それぞれの理由に合ったおすすめのオンラインスクールを紹介します。

学習に不安のあるお子様におすすめ

学力の穴埋めのためには以下の2つのオンラインスクールをおすすめします。

  • オンライン家庭教師
  • オンライン学習

対人に不安のないお子様には、マンツーマン指導をしてくれるオンライン家庭教師がおすすめです。

人との関わりは避けて自分のペースで進めていきたいというお子様は、自習型オンライン学習を活用してみましょう。

Jyuni先生

当ブログではそれぞれ詳しく紹介していきますので、いずれもお子様に合ったスクールを探してみて下さいね。

対人関係に不安のあるお子様におすすめ

人とのコミュニケーションに不安感のあるお子様には以下のオンラインスクールをおすすめします。

  • オンラインフリースクール
  • オンライン英会話
  • オンラインコミュニケーションレッスン

人との関係づくりに不安感があるお子様は、オンラインフリースクールで居場所づくりをしてあげるのがおすすめです。

オンラインフリースクールには他にも不登校のお子様がいることが多いので、同じ悩みを共有できる場としてお子様にとって心強い場所になるはずです。

自分に自信が無いという子でも、アバターを使ったメタバース空間でなら人とのコミュニケーションが取りやすいという子も多かったりします。

Jyuni先生

教員をしてきた経験上、不登校のお子様はお家でオンラインゲームに没頭しているケースが多いです。
匿名で居られるオンライン空間は第2の居場所になるのです。

とにかく学校以外の対人での繋がりを持って欲しいという場合には、オンライン英会話もおすすめです。

オンライン英会話は勉強になるだけではなく、外国人と気さくなコミュニケーションを取れるということで、自分の居場所や視野を広げられる可能性があります。
相手が「外国人」であることがここではポイント。
状況によっては「自分のことを全く知らない人である」と感じられる相手が必要なのです。

対人コミュニケーションをイチから学ばせてあげたいというお子様には、オンラインコミュニケーションレッスンというものもあります。

小学校でいうところの通級指導をオンラインで学ぶイメージです。

Jyuni先生

どれもオンラインであることが、お子様にとっての対人コミュニケーションのハードルを取り払ってくれます。

とにかく気分を切り換えて欲しいお子様におすすめ

現状打破のためには気分の切り換えが必要です。
お子様の好みに合わせて以下のようなオンラインスクールもおすすめです。

  • オンラインプログラミング
  • オンラインクッキングスクール
  • オンライン絵画教室
  • オンラインフィットネス・ダンス

気分転換に習い事をさせてあげたり、何か新しいことを始めさせたりしてあげたい。
そう考える保護者も多いでしょう。

でもお子様の心境としては「習い事で学校の友達に会ったら嫌だな…」そう感じているかもしれません。

不登校のお子様は学校の友達からの目をとても気にしています。
自分が不登校であることに引け目を感じていることが多いのです。

そんな場合にもオンラインスクールでの習い事であれば、近所の友達に会うこともなく安心して始められるはず。

不登校のお子様は自己肯定感が下がってしまっている子が多いので、是非好きなことで自分に自信を付けさせてあげてください。

Jyuni先生

とにかくお子様の「好き」にフォーカスしてあげましょう。
オンラインとはいえ習い事のようで気分転換にもなるはずです。

まとめ:筆者の身近にあった例

最近私の友達の子どもが不登校ぎみになりました。
話を聞いてみると原因は「起立性調整障害」とのこと。

しかし相談に乗っている中でわかったことですが、その子の不登校の原因は「起立性調整障害」でも、学校に関係する不安でもありませんでした。
なんと本当の原因は夫婦喧嘩だったのです。

友達夫婦は普段は仲が良いのですが、お子さんが不登校になる1,2週間程前に初めて夫婦喧嘩をしたとのことでした。
子どもさんは夫婦喧嘩を目の当たりにしたわけではなく、「お父さんお母さんの様子がいつもと何か違う」というところに不安を持ったようです。

この場合は私自身が友達のことやご家族のことを日頃からよく知っていたために、早めに解決策や原因を伝えることができ不登校解消に進むことができました。

この件のように、不登校になり得る要因は表側だけ見ていても分からないことがあります。
「お母さんがどこかへ行ってしまうかもしれない」という不安から学校に行けなくなるパターンの不登校は、私自身も何回か学校現場で出くわしたことがあります。

お子様の心の機微を見逃さずにいるためには、なるべく第3者等の多くの目がある方が良いのです。

とにかく原因が何であれ、お子様が「学校に行きたくない」と感じている不登校期間には、お子様の意思を尊重してまずは物理的に学校から距離を置くこと。
そして丁寧にお子様の気持ちに向き合ってあげること。

そうすることで心の回復が図れるかもしれません。
「不登校のサイン」はお子様の発する最後の心の叫びなのだと捉えてください。

不登校期間が長引いてしまった場合、その間にお家で出来る+αは、上記で紹介したようなオンラインスクールを受講することです。

Jyuni先生

特に筆者がおすすめするのは、学校では教えてくれない分野の勉強をすること。

そうすることで、「自分は学校の友達が知らないことを勉強していて一歩先を進んでいる」といった優越感が生まれ、自分への自信に繋がります。

上記にもありますが、不登校に陥っている子は自己肯定感が低くなっているお子様が多いです。
お子様の特性に合わせて、無理のないように心地よい刺激を与えてあげてみてください。

まずは自信を持たせてあげること。
それが不登校脱却への第一歩に繋がるはずです。

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